後期開始!

いよいよ始まりました、後期!

一発目の宇宙論ゼミ!

今日も盛り上がりました!!!

宇宙の状態を表す式は、

高校物理で学習する、ある方程式と同じであることを確認しました〜

それは、熱力学で学習する、理想気体の状態方程式!

全く異なる大きさの系でも、同じような法則に従う、という物理の面白さを味わいました。

思ったこと・・・

目に見えない小さな現象であったり、遥か昔(138億年くらい前)に起きた現象が知りたい!ということがあったとします。

でも、小さすぎると観測精度の限界があります。

138億年前の現象を見ることも難しい・・・

(遠くを見れば、過去の様子を知ることができます。しかし、宇宙初期という非常に遠い過去の詳細な様子を知ることは、とても難しいです。)

このように、観察することが難しい現象がたくさんある中で、

それでも、どうしてもその現象を観察したい!となった時、どうしますか?

そんな時、見たい現象と同様の法則に従う別の系を人工的に作り出して、その系を観察します。

僕は、このような研究に興味を持っています。

一つの例が、アナロググラビティです。

これはブラックホールなど、重力がとても強い場所で起こる物理を、異なる系で観察しようとするものです。

宇宙の観測機器の精度は非常に高く、これまでにも宇宙から飛んでくる重力波やX線など、多くの情報を捉えることができています。

しかし、ブラックホールから放出されると言われているホーキング輻射(この”熱”を放出することで、ブラックホール自体が蒸発してなくなってしまうと言われています。)などの現象は未だに確認されていません。

そこで、アナログブラックホールを作成することで、擬似的なホーキング輻射を観測しようという試みが行われています。

実験室でブラックホールを作る、というとなんだかかっこいい感じがしますね〜

とりとめなくなってしまいましたが、物理の面白さの一つは、

一見全く異なる現象も、よく見てみたら同じような法則で考えることができる

ということだと思った1日でした。

学会発表に向けて、英語の練習中。

毎日、英語でしゃべる時間を設けて議論しています。

今日は、TEDを視聴して、議論の日。

こっそりパシャリ

小林研究室

東京学芸大学 小林研究室 (宇宙・素粒子研究室)

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