新学期始まりました!

みなさんこんにちは!小林研究室新4年の鬼澤です。

今年度は学部最終年ということで、自分が興味がある分野についての勉強と研究に力を入れていきたいです。


新年度ということで、今年のB3ゼミが今週の水曜日から始まりました!

小林研究室のB3ゼミでは毎年「相対性理論」について学んでいます。今年は佐藤勝彦さんの岩波基礎シリーズ「相対性理論」を読んでいきます。

B3ゼミでは担当の3年生が事前に教科書の内容を予習し、研究室のメンバーの前で勉強してきたことを発表します。私たち4年生は発表側から聞く立場になりましたが、ゼミの中で自分が理解できているのか、他人に説明できるように内容を整理しながら参加しています。

初回のB3ゼミでは相対性理論の中でも「特殊相対性理論」に関する成り立ちとローレンツ変換について扱いました。

特殊相対性理論がどのようにして考えられてたのか、時系列にそって追っていくと、最初に私たち(自分は特に)の直感と合わないこととして「光速がどの慣性系でも同じ値である」という「光速不変の原理」が登場します。

※ここでいう慣性系とは慣性の法則が成立している座標系のことを呼びます。

慣性の法則は静止しているものや等速で動いているものは、外から力を受けなければそのまま静止・運動し続けるという法則です。この法則は、ほとんど等速で動いている状態の電車の中で真上にジャンプした時に、地面でジャンプした時と同じように真上に体が浮くことで実感することができます。

「光速不変の原理」とは、言い換えれば「光速は止まっている人から見ても等速で動いている人からもみても同じ速さに見える」という原理であり、本当にそうなの?と疑ってしますが、これをもとにすると当時の物理学での問題を解決することができ、特殊相対性理論はこの「光速不変の原理」ともう一つの原理から展開されています。

次回のB3ゼミでは特殊相対性理論におけるパラドックスと呼ばれている「双子のパラドックス」や「ローレンツ収縮」について勉強します。

これから1年間このメンバーで頑張っていきます!最後までお読みいただきありがとうございました。次回もお楽しみに!


小林研究室

東京学芸大学 小林研究室 (宇宙・素粒子研究室)

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